TAVIとは
TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)について
経カテーテル的大動脈弁留置術:Transcatheter Aortic Valve Implantation の頭文字をとり、TAVI と呼ばれています。
エドワーズ サピエン3
※イラスト提供:エドワーズライフサイエンス株式会社
TAVIは大動脈弁狭窄症に対する治療方法の一つです。
患者さんの容体に応じて治療方法が決定されますが、重症の狭窄に対する治療法は、硬くなってしまった弁を取り換えることです。そこで、根治的な治療を、より体への負担を減らして行えるように新しく開発された機器が、このTAVI治療で使用する、経カテーテル生体弁(治療機器)という、人工の弁です。この治療機器は、金属でできたフレームの中に生体弁(動物の組織から作った弁)を縫い付けたものです。
TAVIには、3通りのアプローチ方法があります。カテーテル(細い管)を用いて足の付け根の動脈から挿入する「経大腿(けいだいたい)アプローチ:TF:TransFemoral」、側胸部に小切開を行い、心臓の尖端から挿入する「経心尖(けいしんせん)アプローチ:TA:TransApical )、上行大動脈から挿入する「経大動脈アプローチ:TAo:TransAortic」です。十分に開かなくなった大動脈弁の上に生体弁を留置(置いてくること)をします。
<足の付け根の動脈から>
<心臓の尖端から>
※イラスト提供:エドワーズライフサイエンス株式会社
経大腿アプローチの留置方法
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①大腿動脈から挿入
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②大動脈弁の位置でバルーンを
膨らませ生体弁を留置 -
③生体弁留置後に
カテーテルを抜き取る
経心尖アプローチの留置方法
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①心臓の先端から挿入
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②大動脈弁の位置でバルーンを
膨らませ生体弁を留置 -
③生体弁留置後に
カテーテルを抜き取る
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