TAVI治療の流れ
日本医科大学付属病院では、重度大動脈弁狭窄症の患者さんの治療方針をハートチームで検討します。患者さんの年齢的手術リスクにあわせ、AVR(外科的大動脈弁置換術)、TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)を選択します。TAVIが適切と判断された場合には、術前に患者さんの足の付け根の血管などの状態をCT検査で確認したうえで最適なアプローチ方法を決定いたします。いずれの場合も麻酔科管理下で、全身または局所麻酔を行い、カテーテル治療と、心臓血管外科手術を同時に行える設備が整っている「ハイブリッド手術室」で行います。
術後は、集中治療室にて循環病態管理を行います。
治療後には心臓超音波検査を行い、治療の効果の判定、および必要に応じてレントゲン、血液検査、CTで合併症の有無の確認をします。
入院から退院まで最短1週間程度の予定ですから、早期に生活復帰が期待できます。
TAVI翌日 リハビリの様子
A.F.さん 94歳
TAVI治療スケジュール例
退院後は、定期的に外来で、症状、血液検査、心臓超音波検査などの諸検査で、総合的に治療効果を評価します。
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