「ブルガダ症候群における遺伝子検査の有用性」についてプレスリリースを行いました
当科の清水 渉教授、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:小川久雄)の相庭武司医長らの多施設合同研究グループは、主に青壮年男性が夜間に突然死する「ぽっくり病」の原因の一つであるブルガダ症候群の突然死予測におけるSCN5A遺伝子変異の検査の重要性を世界で初めて報告しました。
ブルガダ症候群による突然死は、植込み型除細動器(ICD)で多くの場合回避できますが、ICD植込みを検討するための明確な指標はこれまでありませんでした。
本研究によりSCN5A遺伝子変異の検査の重要性が明らかとなり、ICD植込みを検討する際の有用な指標になると期待されます。
なお、本研究は、米国心臓病学会誌『Circulation』のオンライン版に2017年3月24日に掲載されました。